惑星が、別の惑星や重要なハウス・カスプにコンジャンクションなり、惑星同士なら角度に従ったアスペクトで近付くことを言います。
例えば質問が「彼からメールが還ってきますか?」
であり、次のチャートを得たとします。
アプローチというからには、惑星同士に近付く表示がなくてはならないでしょう。彼のメールは、彼から数えて3ハウス目、9ハウスがそれを示します。ルーラーは木星です。
私のメールの受け取り口は、アセンダント、アセンダントのルーラー(金星)、携帯電話を示す3ハウス(ルーラーは水星)などが考えられます。それらのどれかに角度にしたがったアプローチのアスペクトがあれば、メールが届くことになります。したがって、
木星 → 水星
木星 → 金星 などです。
もちろん、他にもありますが、これらのアスペクトの内の一つがあればメールは届くことになります。
木星と水星、木星と金星には、サイン同士のアスペクトはありますが、角度に従ったアスペクトはありません。しかし、彼のメールを示す木星はアセンダントに既に入っています。メールが届くことを表わします。その時間は、木星がプライマリー・モーションでアセンダント・カスプに達する書く度数が、メールが届く時間ユニットを示します。木星とアセンダントのカスプの間に、どのような惑星が入っていても、恐らくプロヒビションにはならないでしょう。ただ、テイルやヘッドが入っていれば、何か意味を持つかもしれません。
角度差は13度あります。13 ○○という 時間ユニットで届くことになります。フィクスド・サイン、アングルですから、メールという「時間の質を持つ」長さの中間に当たります。この木星から計られる時間であれば、おそらく13時間後となります。
このように、アプローチといっても、惑星同士のこともありますし、惑星とハウスのカスプの場合もあります。
実際には、メールのナチュラル・ルーラーである月と、3ハウス(ルーラー水星)携帯電話の間にオポジションのアプローチのアスペクトがありますから、こちらの完成の方が早いでしょう。5時間後となります。
オポジションで届くメールの内容は、あまり良く無いものです。
予想される答えは、その提案に乗れない、といった類のものとなります。
トラインは、簡単に結果が得られるということです。もし、「彼と会えますか」という質問で、アセンダントのロードと7ハウスのロードにトラインのアスペクトがあるなら、直ぐに会えることになります。だからといって、彼があなたを愛しているという答えにはなりません。会える… のです。
クォータイル(90度)のアスペクトは、難しいとか、困難があると解釈されます。でも、結果は生じます。また、リセプション次第ですが、良い関係にもなりえます。プトレマイオスは、90度のアスペクトは結局は良いとだけ書いています。どのような場合に良いのかは、他の占星術師の著作を読まないと分かりません。そこに介在するのは、リセプションです。
コンジャンクションも、もちろん完成を示す形ですが、時にはダメになることもあります。
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』