● 『取引は、継続されますか?』
取引先との値段交渉が、決裂しそうです。 こちらは、値段だけではないと考えています。その商品の持つ付加価値は、納期の遵守、品質の不変、弾力的な納品等、さまざま相まって決められてしかるべきだからです。それを、先方様に分かって頂きたいのですが、今の所、値段交渉の土俵に乗せられそうです。
『取引は継続されますか?』のチャート
● チャートを一見すると、仕事(10ハウス)のロードがコンバストのように見えます。
かなり、難しいチャートです。これは、コンバストになるのでしょうか?
● ボナタスのトランスファーの説明に、次のようなチャートが出てきます。
この例題は、不動産に付いてなされています。4ハウスのロードが太陽です。アセンダントのロードは、金星。すなわち、金星と太陽に接合があれば、物事が完成され取引が行われます。
ボナタスは、物事の完成について、月がトランスファーをしているので完成すると書きます。又、説明では、月と太陽がリセプションになっているから、完成するのだと言います。もし、太陽が月をレシーブしていなかったならば、おそらく、この完成はありません。金星はそのままコンバストに突入するからです。
このチャートでは、金星と太陽のコンジャンクションを超えて、月がアスペクトで間に割り込んでいます。コンジャンクションは、アスペクトを排斥するはずなのに、です。コンジャンクションはアスペクトを排斥しますが、本体でのコンタクトがある場合は別です。金星と月には、本体同士によるアスペクトがあるのです。惑星は3度の本体をそれぞれ持っています。7度の金星は6~8、9度の月は8~9度、8度のところで接触しているのでアスペクトが成立するのです。
● 『取引は継続されますか?』 チャートの説明
土星は10ハウス、仕事のハウスのロードで、取引相手は金星。木星は一見何の関係も無いように思えます。しかし、土星がコンバストされないことで有用です。
アセンダントのロードである火星と、取引相手を表す金星には、アスペクトがありません。また、月と取引相手を表す金星とのアスペクトも、普通に見ていればありません。
問題は、取引が駄目になってしまう太陽によるコンバストになるのかならないかです。
太陽は、木星にアスペクトをしに行きます。そこで、リセプションが生じます。木星が太陽をレシーブしているからです。土星も、木星にレシーブをされています。従って、太陽は土星をコンバストしません。
何故でしょうか?
木星は、太陽の言い分を聞き届けます。同時に、リセプションが生じるとは、太陽も木星の言い分を一部聞き届けることだからです。生と死の問題だけは、どちらかがどちらかの要求を飲むことになりますが、リセプションは互いに喜び合う形として、木星は射手のサインの中で誰にも問題を起こして欲しくないのです。土星が殺されるのを好しとしません。それでコンバストになりません。
ボナタスの例題は、太陽の方が言うことを聞いているので、直ぐに理解できます。
● どちらにしても、いずれ、結果が出ます。
取引先の金星は、アセンダントのロードとアスペクトが無いところから、一時、取引が中断すると読みました。
しかし、月は、太陽、木星とアスペクトを為し、金星も木星へとアスペクトをします。
月と、金星が、コレクションをされます。
ただ、度数が、1度だけ足りないのです。
コンバストの、見えなくなる・・・ という意味は残ってしまいます。焼かれないにしても、表面上は、取引がかき消されたようになります。
● 私は、次のように判断しました
一時、取引は止められることになる。
けれども、再開されるであろう。だから、値段交渉を強いて進めるべきでは無いと判断しました。
結果には、1年半を要すると判断しました。近いうちに、結果は出るので、また、その時に報告をします。
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