● 西洋占星術に取り組む姿勢
私は、先生であるジョン・フローリーから「まず、祈れ」と教えられました。
神など信じていなかった私は違和感を覚えましたが、今では神の存在を全く疑っていません。西洋占星術は神の存在を知らし召してくれます。そういうものとして存在してきたのです。
神は存在するのか
宇宙と私は一体なのか
宇宙が私と一体なのを、実感できるか
● 西洋占星術の歴史
当日は、歴代の占星術師達や学者達がどのような内容の本を書き、どのような技術を残してきたのかを重点的にお話しました。それは連綿と伝えられてきたわけではなく、西洋の、そしてアラブの、いろいろな地域に広がりながら発展や衰退を繰り返しました。それらの技術の大雑把な概要を捉えます。
このような歴史観が無いと、何故今使っているその技術が突飛なものであるのか、そうでは無く、きちんと伝えられてきている物なのかが分からなくなるからです。
● 西洋占星術の古典的なテクニック
手順が決まっています。が、
難しいので、気質の判断は飛ばしました。下記に当日のレジメを載せました。
トランジットについて、効かないトランジットと効くトランジットがあることに気付いていらっしゃる方もいらっしゃると思います。何故、効くのか? 又、なぜ、効かないのか? 「その年の領主」に当たる星という概念に付いてお伝えしたく思います。
● レジメの一部です。
1.トラディショナルな占星術とモダンなもの、どう違うのか。
歴史観を交えながら、
幾つかの違いに付いて説明します。最も大きな違いは視点の違いです。
2.ハウスの発達によって、見失われた物。
サイン=ハウスの時代から、アングルをハウスの区分点として使う方式。
その違いと、見過ごされている重点。
3.トラディショナルな占星術に伝わる手順。
講座のメインです。
4.トラディショナルな見方。
手順とも関わっていますが、何故その手法で良いのか。
5.その年の領主となる惑星の見つけ方。
プロフェクションと、トランジット。
(プロフェクションというのは、プログレスやトランジットの類です)
6.例題
レジメの中に、アスペクトが出てきていません。
もちろんアスペクトも使うのですが、技術的にはずっと後のことです。
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』