● サクシデント、サクシーダント等、様々に呼ばれる
続いて(succeed)、やがてアングルに向かうハウスある。
この感覚は、左回りでは出てこない。ハウスは右回りで作られ、プライマリー・モーション(右回り)によって多くの感覚がつかめる。
この古風な四角いチャートとこの回り方からなら、惑星達はサクシダントから次にアングルに入り、そして、アングルから落ちてケーダントになることが把握できます。
又、それぞれのハウスが三つ組みになっています。それらは、サクシダント→アングル→ケーダントの三つです。アングルを補佐するのがサクシダントです。例えば2ハウスは、1ハウスで示される体の栄養分となる食べ物です。アングルで産み出された何かが、サクシダントで実行されるわけではありません。
丸いチャートに慣れてしまうと、このことをすっかり忘れてしまいがちです。1ハウス、2ハウス、3ハウスで三つ組みと考えがちで、その考え方が出て来てしまうところが、四分円方式のチャートの持つ魔力です。
サクシダントはアングルにやがて行くので、弱いハウスではありません。サクシダントの8ハウスや2ハウスが弱いとされるのは、アセンダント1ハウスから見えない(アバージョン[abersion=反感]に当たる)ので弱いのです。
四角いチャートこそ一般的な古代に、もしも、左回りで考慮していたならサクシダントこそ落ちる場所(ケーダント)になっているはです。一番分かり易い場所が、11ハウス、10ハウス、9ハウスです。M.Cから落ちるからこそ、ケーダントになっているわけで、もしもハウスが左回りで考慮されていたとしたら、11ハウスが落ちるハウスになっていたはずです。でも、11ハウスはサクシダント、やがてアングルになる幸福なハウスです。
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