ギボウスムーン(凸 月)

 

 本当に運の良くなる月(太陽とのトラインの月)


 ◆ ギボウスムーン(凸 月)とつづき

 

 サイト管理者のKuni. Kawachi です。私のネイタルのアセンダントは蟹のサインです。月が主星ですから、毎月、7ハウスのロードである土星とコンジャンクションをします。その結果、小さい頃から今に至るまで、毎月新しい恋ができています。

 

 冗談です。このようなトランシットは、全く当てになりません。

 

 月がアセンダントのロードだと、とても忙しい一生になると思いませんか? 西洋占星術の法則を割り出したり、その法則が妥当かどうかを検討するときには、極端な例を考えてみて、それが当てにならないのであれば、法則として却下して当然です。アセンダントのロードを単純にトランシット、又は、プログレスすべきではありません。

 

 プライマリー・ディレクションの月は、100度前後しか動かしません。コンバースを入れたとしても、200度程度しか動かしません。

  


● さて、凸月の話です

 

 西洋占星術上、月が良いとされるのは、コンバスト(新月・太陽とのコンジャンクション)や満月(コンバスト・ディグリーに在ると述べられます・太陽とのオポジション)ではありません。やはり、太陽と月のトラインです。トラインというアスペクトは、良いアスペクトです。

 

  ※ ちなみに、ルミナリーズ(ライツ・両方とも太陽と月を合わせた呼び方)との

    オポジションにある惑星たちは、ライバル(あるいは、敵)の存在とその登場

    を表すとされます。

 

 オポジション(満月)は、真夏の太陽を思い浮かべると分かるように、真上から照り付ける太陽の下(もと)、焼けたような道を歩く月にたとえらます。

 

 月のエネルギーをもらうのなら、凸月がいいです。

 

 ウィリアム・リリーもトラインのアスペクトに付いて、良いアスペクトだと述べます。では、具体的に何を行えばいいのかですが・・・

 

 まず、願い事によって、上限の月がいいのか、下弦の月がいいのか、変わってきます。

 

 これは、月の性質によります。光が増すのは、モノが増すことを意味します。

 光が減じるのは、モノが減じることに通じます。

 

 例えば、太りたいならば、体重を増した方がいいので、上限の月(満月に登っていく感覚)を利用し、体重を落としたいとするならば、下弦の月を期してスタートさせると結果がついてくるとされています。

 

 これは、ドイツの農民がジャガイモの収穫を願って上限の月を使うという、伝統的な農法の中にも活かされています。

 

 トラインのいつがいいのか? 太陽と月のアスペクトを見つけても、数度以内で月が太陽とトラインを形作る時間がいいです。数時間しかありません。理想的には、3度以内でちょうど120度を形成する前です。 

 

 そして、上限の月なら、いつでも良いわけではありません。月が巡っているサインを大事にします。行きつけの占星術師にお尋ねください。月がフォールになるサインもあるので、そこでのトラインは良くありません。

 


 そして、達成したい事柄ならば、忘れてはいけない事があります。

 

 目標をノートに書くことです。

 

 私自身の体験としては、30歳前後にノートに書き留めた8つの目標の中の7つが、既に手に入っています。努力もなしにです。当時は、占星術にそのような効果があるとは知りもしませんでしたが、残り1つも、おそらく死ぬまでには達成できるものと思っています。