ナチュラル・ルーラー



ナチュラルな支配星

 占星術では、この世のモノは何モノでも、時には観念的なモノであっても想像上のモノでも、過去のモノでも未来のモノでも、7つの惑星の影響(の異なる配分の組み合わせ)によって作られていると考えます。その中でも殊に、特定の惑星がその物・概念に際立って強い影響を与えていると考えられる場合、それを称してナチュラル・ルーラーと呼びます。その場合、どうしてその事象・現象・モノがある惑星に配当されているのかというのが、ここで解説される事柄です。

 

 占星術上の惑星にはいくつかの役割があり、その中の一つにナチュラル・ルーラーとして使われるものがあります。惑星はチャートの判断における主役の座を占めているにも関わらず、ナチュラル・ルーラーとしての意味で使われる事は一般的に後回しにされます。ホラリー占星術では、ナチュラル・ルーラーとして使う前に判断を終えることの方が多いものです。しかし、占星術全体の構造を捉えるために惑星の意味を知らずに通り過ぎることはできません。どちらをおろそかにしても分からなくなります。

 

 多くの事象や現象やモノを七つに振り分ける作業は、かなり難しく思えるので、ぜがひでも、占星学に立脚した考え方を知りたいと思われるでしょうし、できれば実践的な把握もしてみたいと考えられるでしょう。

 

 その観点は複数あり、絞り込めないことが難しく思える原因なのでしょう。ほとんどのチャートの判断で、私たちはハウスのカスプが突き刺さったサインのルーラーによって示される惑星を使います。しかしながら、特定の場合には、惑星と物事がナチュラルな関連付けを元々持っていて、もしも惑星が、質問の状況に依存しながら、ナチュラル・ルーラーとしての意味で私たちの注意を引き付けるなら、その惑星も使うことができます。

 


それぞれの惑星のナチュラルさに通じる意味合い

 占星家によって様々に言われますが、私の先生であるフローリーの述べる惑星の捉え方を挙げておきます。

惑星のキーワード (ジョン・フローリー氏によるもの)

 

土星、          凝縮の原理

木星、          拡散の原理

火星、          瞬発的なエネルギーの原理

太陽、          恒常的なエネルギーの原理

金星、          愛の原理

水星、          言葉による表現の原理

 月、            成育の原理