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アイシー、I.C

  アイシー。ロアー・ミッド・ヘブン。ナディア。天底などと呼ばれる。ラテン語の頭文字を取っているので、I.Cとなっている。チャートの第4ハウスのカスプ(用語解説)となる部分。全ての天球が回転を終え、上昇に転じる地点。そこで、最終局面、最終結果という意味を持つ。ただし、全ての事柄の最終局面ではない。ホラリー占星術では、アングルの1つとして、判断に重要なポイントとなる。

 

アクシデンタル・ディグニティー、Accidnetal Dignity

  ディグニティーとは惑星のある種の力の強さの高い低い、あるいは強い弱いのこと。アクシデンタル・ディグニティーは、主にハウス位置、他の惑星との位置関係、恒星との位置関係によるもの。既にご存知の、コンバストなどもアクシデンタル・ディグニティーの中の、弱さに属する、アクシデンタル・デビリティーとされるものである。アクシデンタルとは、「時折・時たま」という意味で、惑星が一時だけ強さを得たり、強さを剥奪されたりすること。惑星は、サインに滞在している時間の方が長いので、そう言われる。サイン位置に関わるディグニティーは、 エッセンシャル・ディグニティーと呼ばれる。 

 

  西洋占星術の本には、エッセンシャル・ディグニティーにも、アクシデンタル・ディグニティーの個々の事柄についても、点数が書かれているが、エッセンシャル・ディグニティーの点数は足したり引いたりできる一方で、アクシデンタル・ディグニティーの点数は、足すべき数字ではない。アクシデンタル・ディグニティーの点数は、重要性の指針として書かれている。逆行というアクシデンタル・ディグニティーと、ハウス位置の強弱であるアクシデンタル・ディグニティーは、意味が違うので足せない。

  

  全てのアクシデンタル・ディグニティーは、判断で使う場合もあれば、使わない場合もある。全てを使おうとすると、却って無理が生じる。それらは、アクシデンタルな状況(外的要因)ごとに、物事が動こうとする場合の作動する何らかの力を個別に表現しているから。

 

アスペクト、Aspect

  サイン同士の角度のことです。

 

  惑星同士の角度のことも言うが、サイン同士の角度が先に考慮される。コンジャンクションは、惑星同士の角度のこと。アスペクトは、60度(セキスタイルあるいはセクスタル)、90度(クォータイルあるいはスクエア)、120度(トラインまれにトリン)、 180度(オポジション略してオポ)の4つがあり、右へのものと、左へのものを区別するなら7つとなる。

 

アセンダント、ASC、Ascendant

  占星術ではホロスコープ・チャート(用語解説)という物を用いる。惑星や恒星が日々東から上昇してくるポイントがアセンダント。一般的なチャートでは、向かって左側の地平線の部分。ポイントそのものもアセンダントとされるが、第1ハウスとしてポイントから5度地平線を上った所(用語解説:マイナス5度ルール)辺りから、そして第2ハウスの5度手前付近までを示す場合がほとんど。

 

アフリクト、Afflict

  惑星が他の惑星や位置や状態によって抑圧されたり、充分な力が発揮できなくなるような状況に置かれること。一般的には、マレフィック(用語解説)な惑星によるコンジャンクションやオポジションがアフリクトになるが、チャートの状況によっては、ディグニティーを失ったベネフィック(用語解説)な惑星とのコンジャンクションやオポジション[その角度差は3°以内]も、アフリクトになることがある。最大のアフリクトは太陽とのコンジャンクション(コンバスト(用語解説))だとされるが、これにも例外がある。

 

  アフリクトという概念は、惑星の位置の考慮と、リセプションによる考慮が複合されたもの。

 

  どんなアスペクトでも、アフリクトする側の惑星がデトリメントだったりフォールだったりしても、成り立たないこともある。そこに、手助け可能なリセプションが存在したならアフリクトとならない。アンティッションからのアフリクトもありえる。

 

  意味として、アフリクトとなる場合もある。例えば恋愛の質問で、彼と彼女の惑星がアンティッションであれば、2人は正式な恋愛関係とは言えない。遊びか、不倫である。 

 

アプローチ、Approach

  惑星が、別の惑星や特定のカスプに、アスペクトやコンジャンクションで近づいていくことです。例えば、月が16度にあって、20度の水星にコンジャンクションで近付くなどを言い表します。牡羊の24度にある火星が、アセンダントのカスプ獅子28度に近付いていく事も、角度による角度に従ったアスペクトでのアプローチです。

 

 

アラビック・パーツ、Arabic Parts

  アラビア人の占星家がよく用いたので、そう呼ばれる。有名なものにP.o.F(パート・オブ・フォーチュン (用語解説) )がある。発祥の地は、アラビアではなく、ギリシャ語で書かれた教科書に既に出てくる。名前は、アラビア人の占星家が多用した、又は、アラビアで生まれたパーツの数が多いので、名付けられている。

 

  ホラリー占星術の恋愛のチャートでは、P.o.M(パート・オブ・マリッジ)が必ず使われる。このアラビック・パーツ無しでは、恋愛のチャートの判断が付かない。その他のチャートでは、個々に使ったり使わなかったりする。少し慣れてくると、パーツは自分で考え出すことができることに気が付く。そこで、アル・ビルニという占星家は、毎日のようにパーツが作られて困ると述べている。

 

  アラビック・パーツは、場所の特定をするものではない。現在のチャート作成ソフトは、多くのパーツの位置を表示してくれるが、それとコンジャンクションする惑星だけが意味を持つわけではない。コンジャンクションではなく、パーツのディスポジターが、パーツの意味を担う。つまり、パート・オブ・フォーチュンが、水瓶のサインの10度にあるならば、ディスポジターの土星が「その質問の宝のあり場所を」示すことになる。それを把握してのその後は、リセプションを頼って判断をする。 

 

 

アルムーテン、勝利者

  チャートのどの角度にも、その場所でもっともエッセンシャル・ディグニティーが高くなるはずの惑星が存在する。それをアルムーテンと言う。ハウスのカスプにも、アルムーテンは、適用される。時に、アルムーテンは、サイン・ロードとは限らず、複数のアルムーテンが存在することもある。常ではないが、求めたアルムーテンは、そのハウスのカスプの表示体になりうる可能性を持っている。

 

  ハウスのロードよりも点数が高いからと言って、そのサインのロードの代わりをするということはありえない。何故なら、サインのロードは、サインのロードとしての役割があるからである。ドミサイルと呼ばれるように、住民登録をしている戸籍筆頭者にとっての仕事を、誰かが代わりに成すことはできない。名代として行う事が、時々あるわけである。

 

  James H. Holden によると、「アルムーテンのラテン語はAlmutezでほぼ正しい。アラビア語の意味は、al-mubtazz 誰かに勝った人・勝利者である。けれども、Almutenが著述で確定してしまった。これは、最も強い惑星であることから、ロードに勝るものを明示する」と説明する。

 

アンギュラー・ハウス、Angular House

  アングル、あるいはピボット、ヒンジなどとも呼ばれる。東の上昇点、西の下降点、天頂、地底の各点を含んだ4つのハウスである。惑星がこれらのハウスに入っていると、作動する力強さを持つ。ハウスは、〔サクシダント、アンギュラー、ケーダント〕の3つ組になっていて、真ん中に当たる。

 

アンダー・ザ・サンズ・ビーム、Under the Suns Beam

  太陽の両側にそれぞれ17度づつ拡がっているとされる太陽の影響を受ける場所。サインの範囲を超えて影響力が及ぶ。アンダー・ザ・レイとも呼ぶ。(用語解説の“コンバスト”も参照)

 

アンティッション、Antiscion

  天球上の離れた位置同士で、昼に太陽の留まる長さが同じ場所が在る。例えば、♉のサインの5度と♌のサインの25度がその位置で、アンティッションの位置になると言う。♒のサインの10度と♏のサインの20度もアンッティッションの位置である。これらの位置に惑星がそれぞれに在れば、コンジャンクションと同じ意味として捉える。ただ、作用する範囲は、階段状として考えて、その階段と、上と下の階段を加えて3段以内となる。

 


イグザルテーション、Exaltation

  エッセンシャル・ディグニティー(用語解説)という惑星のサイン位置に基づくものの一種です。本当の強さというより、崇められていることによる強さと言い換えることができます。

 

イレクション、又は、イレクショナルな占星術

  古い占星術では、ジャンルの1つに挙げられます。物事を始めるのに適切な時間を選ぶ占星術です。

 

  例えば誰かが物事を始めようとして、実用的な日や時間を選んだ場合、その事柄をスタートさせた時が、物事の誕生した特定の時間となります。物事の誕生チャートが出来上がるわけです。その誕生チャートが不成功を示しているとしたら、どうして他の良い時間を選ばなかったのでしょう。もっと適切な時間を選べたのではないでしょうか。言い方を変えると、もっと適切なチャートになるように最良の時間を選んでしまえと。

 

  これが、イレクションのセオリーであり人々を魅了する理由です。このジャンルの占星術には、各種の目的・意図によって好都合な時間を選ぶルールがいろいろ含まれています。

 

  今日現在一般に流布しているイレクションのやり方は、極端に単純すぎます。良い星を良い位置に持ってくるだけの時間の導き出し方と、イレクションはハッキリ違っています。様々な場合に好都合な星は、ホラリーを学べば分かります。明らかに、手法が違っています。

 

イベント・チャート

  古い占星術では、特にジャンルの1つではありませんでした。ネイタルのチャートも、誕生というイベントですし、ホラリーのチャートも、質問というイベントであると捉えることもできます。

 

  しかしながら、明確にイベント・チャートと、ホラリー・チャートの判断の方法が違っています。ホラリー占星術はリセプションを外せませんが、イベント・チャートはリセプションを無視します。そのような違いが明らかに存在します。

 

インコンジャンクト、In-Conjunct

  コンジャンクト(接合)していない(in 否定)である。接合を否定している言葉なので、アスペクトでは無い。このことは、既に1世紀のマニリウスが自分の抒情詩の中で述べている。

 

  後世、誰かが、インコンジャクトという名詞を深く考えずにアスペクトとしてしまった。

 

  コンジャンクトしていないものを、コンジャンクトしているとする矛盾に気付かない輩が、アスペクトの一種だと頑なに誇示している。それを鵜呑みにするのも、如何がなかなと心配になってしまう。

 

エッセンシャル・ディグニティー 、Essential Dignity

 

  サイン位置で惑星が獲得したり失ったりする強さの程度です。エッセンシャル・ディグニティーの表から、この惑星の強さを導き出します。合計点で比較できます。この点数が高ければ、その惑星は強い影響力を持つことになります。さらに、ハウス位置でも高い点数となるアンギュラー・ハウスに在れば(アクシデンタル・ディグニティー(用語解説))、とても強い影響力を持つことになります。エッセンシャル・ディグニティーの表

 


エフェメリス、Ephemeris

  星の運行表のこと。無料でダウンロードできるサイトは、下記。 

  http://www.astro.com/swisseph/swepha_e.htm

 

  サイト内の21世紀のボタンをクリックして、当該の年代をクリックすれば、1年分のエフェメリスが手に入る。NASAで計算されたものを毎年新らしくしているので正確です。

 

エレメント、Element

  ギリシャのタレス哲学の時代に3つのエレメントが考案されていました。哲学者エンペドクロス(BC492~BC432) は、「3つでは全てを語れない、エレメントは4つである」としたのが、紀元前5世紀のことです。アリストテレスは自然学の中で、エンペドクロスが4つにしたことに触れていますから、西洋占星術の成立年代も、これ以上は遡れません。

 

  4つの元によって成り立っていますが、これを「要素」と訳しても「性質」と訳しても、占星術の他に意味と混同するので、「エレメント」と言う方が適切です。

  • 火のエレメント(ホット&ドライ)。
  • 地のエレメント(ドールド&ドライ)。
  • 風のエレメント(ホット&モイスト)。
  • 水のエレメント(コールド&モイスト)の四つです。

アリストテレスの四元の図

  エレメントは、四元と呼ばれる、ホット、ドライ、コールド、モイストの組み合わせで成されています。この組み合わせから、ホットでコールド(熱くて冷たい)、そして、ドライでモイスト(乾燥していて湿っている)な状態は考えられないので省かれました。

 

  ホットは熱です。ギリシャの哲学では、熱が無いと物は動かない・始まらないと考えました。

  コールドは、熱が使われてしまった状態で、冷えています。同時に、物は動かなくなり・終わります。

  ドライは、熱によって派生します。物と物を切り離して区分します。

  モイストは、冷えることによって派生します。物と物の間を密着させます。境目が無くなります。

  

  ホットでドライは、行動的で物と物をくっ付けない。人の行動に置き換えると、自分が正しいと考えていることを、誰にも相談せずに行動に移すことです。

 

  ホットでモイストは、行動的で物と物をくっ付ける。人の行動に置き換えると、自分の意見と他人の意見を組み合わせて、行動に移すことです。

 

  コールドでドライは、行動的ではなく、物と物をくっ付けません。人の行動では、深く一途に考え抜くようなことを指します。

 

  コールドでモイストは、行動的ではなく、物と物をくっ付けます。人の行動に置き換えると、他人との関りは少ない代わりに、近くに居る人とは親密になるようなことを指します。

 

  人は、これら4つの要素を、誰でも、必ず比率の違いが異なるにせよ、持っています。相手のことが多少わかるのは、自分も持っているからです。

 

  ギリシャの哲学は、この世の物質は、この4つのエレメントの組み合わせの比率にによって、精神も、肉体も、知性も、感情も、宇宙も、地球も、できていると考えていたので、エレメントから考えることは重要です。

 

  特に、医療占星術の分野では、エレメントに焦点を充てて判断を組み立てていきます。


オーブ、Orb

  アスペクトの説明の処で出てくる、惑星のオーラのようなもの。オーブは惑星の回りに広がる角度で表記してある。太陽は15度、月が12度、水星7度、金星7度、火星8度、木星9度、土星9度(アラブの占星家による)があげられる。これらは、半径である。したがって、太陽のオーブは、合計30度。

 

  オーブは惑星の持ち物である。したがってアスペクトごとに増減させる必要はない。古代の占星家が各種のオーブに付いて述べているが、サイン同士がアスペクトしているかしていないかを調べる方が先。♈のサインと、♋のサインに惑星がそれぞれ在れば、どこにあっても90度(クォータイル)。次にそれぞれが、オーブの半分を足したものの中に入ればちょっとだけつながっている、オーブの端が相手の惑星に届くなら親密なつながりを持つ、3度以内なら隣にいるのと同じくらいによく理解しあえるなどと解釈する。惑星同士が近づくにつれて、関係は深くなる。オーブの正確な角度を探すこともあるが、読み取る時の関連性で強弱を付けていける。

 

  オーブの幅は、光の弱い土星や木星(9度)の方が広く、金星と水星(7度)が狭くなっています。これは、太陽から隔てられて見え始める角度と関係付けられているとしています。しかし、木星と土星では光度が違います。それは、何故でしょう。

 

  熟達者たちが、ホラリー占星術で確かめてきた結果だとしか、考えられません。ネイタルではオーブの観察ができません。ディレクション等で動かす惑星の位置は、サインをまたがって広がるからです。

 

オキシデンタル、 Occidental

  太陽に対する位置関係のことで、オリエンタルと、オキシデンタルがある。チャートの太陽がどこに在っても、それをアセンダントに仮に置くと、その時、地平線下になる全ての要素はオキシデンタルにあると呼ばれる。

 

  太陽がオリエンタルにあるといわれる場所は、12、11、10ハウス、そして6、5、4ハウス。

 

音を出すサイン

  ふたごのサイン(双児宮)、おとめのサイン(処女宮)、てんびんのサイン(天秤宮)の三つが、音を出すサインとされています。

 

オポジション、Opposition

  180度に位置するサイン位置を星占いではオポジションと呼びます。丁度反対側なので、逆という意味を持ちます。また、はかりに掛けると対等という意味にもなるので、対等とも捉えます。つまり、対等でありながら立場が逆のもの、男と女、敵と味方等がアセンダントと7ハウスを占め、この関係になる位置です。

 

  同じような概念に、コントラ・アンティッションがあります。

 

オリエンタル、Oriental

  太陽に対する位置関係です。チャートの太陽をアセンダントに仮に置きます。その時、地平線上にある全ての要素はオリエンタルにあると呼ばれます。