2013年2月26日 相手はどんな人?



結婚について 相手の人


タイトル: 結婚に付いて(女性からの質問)

 

もし将来、結婚出来るとしたら相手との出逢いの場所は何処?、また相手はどのような人? (新しく出会う人? 過去に好きになった人?)


 ひじょうに素直でストレートな質問です。チャートは、下記です。

2013年2月26日 9:24am JST

ホラリー占星術
私の良い人は、どんな人?

質問者は東の空を得ます。質問者は牡牛のサインの1ハウスの場所、少し双子のサインに入っています。木星はアセンダントの中に入っていますが、ほとんど関係はしていないでしょう。そして、牡牛のサインのロードの金星を得ます。そして、月は質問者の表示星となります。女性の質問者ですから、ここに金星を加えるのですが、既に金星を得ているので増長なことはしません。

 

表われるはずの男性は7ハウス、蠍のサイン、そしてロードの火星です。男性ですから、太陽を加えます。7ハウスのカスプの上に丁度乗っている土星も、相手の男性のものとして構わないでしょう。

 

 結婚できるのでしょうか?

 

関係のある惑星である、金星、月、火星、太陽、土星の4つが多産のサインと呼ばれる結婚に有利な場所に入っていますから、とても結婚に有望な印です。

 

 懸念されるのは、土星が7ハウスのカスプの上に登場していることです。

 

歴代の占星家は7ハウスの上の土星は悪いわけだけれども、その人の誕生のチャート、又は彼の誕生のチャートのアセンダントや7ハウスが山羊や水瓶のサインならば、それは悪くはならないと書いています。

 

クライアントは誕生チャートの7ハウスに土星を持っていました。このことによって、ホラリーのチャートの結婚の質問において、ちょうどカスプの上に土星が乗っていても結婚ができなくなるという最悪の事態が避けられることになります。

 


相手の人となりを観察するには7ハウスを観察します。そして、そのロードの火星です。7ハウスのカスプの上に乗っている土星は外せません。そして、火星とちょうどコンジャンクションしている水星の性質も持つ人となります。

 

土星は10ハウス、11ハウスのロードですから、仕事や仕事に関連する様々な事柄と密接に関係しています。また、年長者であり、様々な差異を感じさせる人物であることを予想させます。ディグニティーが高くないので、差異はありますけれども、それが社会的な身分の差を示すだけで、収入の差(彼がもの凄く稼いでいる等)にはならないでしょう。

 

火星は将来の彼そのもののロードで、水星とコンジャンクションしていることから、頭の回転が速い人です。でも、それほどディグニティーが高くないことから、その頭の良さも空回りとなっていてヒョウキンさに傾いている可能性もありますが、土星が7ハウスに置かれているので真面目さも持っています。

 

火星の品位はトリプリシティーを得ていて、かなり高いものです。火星は筋肉質の人を表します。水星はこの場所ではデトリメント、そしてフォールになっているので、先ほど述べた頭の良さは否定されているといってもいいでしょう。タームは同じく水星ですから、一見すると頭の良さを持つ人なのですが、その考え方は偏っていると考えて差し支えありません。

 

水星の良い人というのは、この世にはほぼいません。ですから、ほとんどの人の水星は悪いと考えてください。その悪い中での、背比べをしていると考えてください。全員ユニークに生まれているわけです。

 

アセンダントのロードも7ハウスのロードも同じハウスに入っているので、同じ行政区域に住んでいる人が配偶者となる人です。遠くの人ではありません。

 

仕事関係か、友人の紹介でその相手が現れる事は、7ハウスに乗っている土星がそれを物語ります。土星は、先ほども述べたように10ハウス、11ハウスのロードだからです。(火星そのものも11ハウスに在るので、友人という線も強い)

 

知っている人なのか、これから出会う人なのかですが、魚のサインに置かれている火星は、金星にとってかなり気になる人であることを示しています。でも、そこには過去に接点が在ったのかというと何もありません。つまり、これから表われる人です。

 

月がこれからアスペクトで近付くのは土星(♄)です。このチャートでは土星も充分に彼を示します。このことから、土星で示されている人を探すと早く見つかると思われます。

 


土星は背が高く痩せている人を表します。顔色は幾分黒く、肌は荒く、毛深さをたたえ、小さな目を持ちます。火星は、この逆に筋肉質で背は低くなります。どちらの要素が強いのか? カスプの上に置かれていることから、土星の性質が強いと考えます。それでも、火星の性質は必ず入っていくので、背はめちゃくちゃ高くはなくなります。痩せ気味で筋肉質となります。火星は頑丈を示すので、土星のひょろ長い性質にこれが加味されます。火星の持つ目の鋭さが、土星の小さい目に加えられるでしょう。

 

姿かたちに関しての水星は、完全に火星に飲み込まれていると考えても構いません。それは、水星は傍に居る惑星の性質を醸し出すからです。

 

また、誕生のチャートの7ハウスにも土星が入っていることから、伴侶が土星的な要素を持つ人であることはよりハッキリしています。私は誕生のチャートを見たのですが、月とコンジャンクションをしていました。ホラリーのチャートでも、土星と月は正確なアスペクトを為しています。セキスタイルで、そこにリセプションはありません。

 

これらのことからも、上記に書いた土星の性質を持つ伴侶を自ずと選んでしまわれると考えます。また、ご本人も、許容量の広い、大変人のできた奥様になっていかれることでしょう。更にこの表示は、誕生のチャートにも示されていました。

 


アセンダントを新しく表われる彼として、1ハウスを頭、2ハウスを首、3ハウスを胸… として判断をする方法が伝えられています。それから観察しても、テイルがアセンダントに入りますから、ハンサムとはいえません。

 

強い体の部位は腰です。7ハウスにヘッドが入っています。咽を示す2ハウスに弱い木星が入っているので、又、ロードの水星もミューチャル・レセプションをしているとはいえ、弱いままなので、咽が彼のウィークポイントです。大きな声は出させないようにしてください。

 

水星は同時に5ハウスのロードですから、お腹を示すのも水星です。結婚をしたら、彼のお腹を冷やさないように注意してください。