6月の29日に勤めている会社の昇進発表があります。
今年は順調に昇進できますでしょうか。もしだめであった場合、将来昇進できる見込みがあるのか、もし分かるようでしたら教えてください。
● 少しだけ、判断に厄介な部分を含むチャートになりました。
カレント(クライアント)はアセンダントのルーラー火星です。月もカレントの共同表示星でしょう。7ハウスのルーラーは、おそらく同僚でありライバルです。金星となります。
昇進は旨くいくか=成功するか、ですから10ハウスがそれを示すことになります。太陽です。火星が太陽とアスペクトすれば、昇進確実です。ライバルの方が早く太陽とアスペクトなりコンジャンクションを為せば、ライバルが昇進することになるのですが・・・
金星は逆行しています。火星は順行しています。どちらも太陽とコンジャンクション、又はアスペクトを為すのですが、結果は?
● これはとても惑星の動きに複雑な場面のある問題です。
惑星の動きを辿ることが、必須となります。
太陽[仕事]はいったいどちらと(火星[クライアント]か金星[ライバル])と先に、コンジャンクションなりアスペクトを為すのでしょうか?
あるいは、惑星の動きとして、トランスレーションが効くのでしょうか?
あるいは、プロヒビションになるのでしょうか?
はたまた・・・
クライアントにはもう既に答えは送ってあります。(2012年6月8日)
このチャートの中で太陽[仕事]は、明らかに金星[ライバル]と1番目にコンジャンクションを為します。日を追って見て行くと、金星は逆行をしていて、まず、火星にアスペクトします。そして、金星と太陽がコンジャンクションします。
火星が太陽に追い付かれるのは、その後になります。チャート上の現時点の角度だけを追っていると、まるで太陽が火星に追い付くように見えます。でも、太陽が火星に追い付くのは、6月9日です。
火星と金星がアスペクトを為すのが、6月5日。
太陽と金星がコンジャンクションするのが、6月6日です。
その後に、太陽と火星がアスペクトを為します。6月9日。
非常に複雑ですね。
つまり、金星[ライバル]は火星[クライアント]に光を押し付け、[リセプションがありますから]火星は金星の光を背負って、太陽[昇進]に達します。この時点で考えなくてはいけないことは、火星が金星[ライバル]の光を背負っていても、火星[カレント]も昇進したいはずであることです。何も、金星[ライバル]の光をわざわざ届けなくてもいいのですが。後・先がありますが、逆行して金星は先を急ぎます。
この間に、少し考察に値する問題が発生します!
「解説をお待ち下さい」
そして、クライアントの昇進が決まる。
答えは『昇進する』です。
Kuni.様
本日、4時過ぎに昇進が決まったことを伝えられました。どのような経緯で決まったのかはわかりませんが、占っていただいた通りとなりました。
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お返事を頂戴したのは、6月20日でした。昇進の内定段階のようです。
つたない解説
リセプションから考慮してみると、金星はトリプリシティーで火星をレシーブしていますから、火星は金星の光を運ぶはずです。ですから、火星が金星の光を背負って太陽(昇進)に届けるように見て取れます。しかしながら、コンバストはコンバストとして、効いてしまうのです。
もしも、10ハウスのロードが太陽以外だったら、ライバルが昇進を勝ち取っていたでしょう。
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』