● 2011年8月下旬ごろ、恒星レグルスがサインを変えました。
上述の日は、西洋占星術上で特別の意味を持つ日となるはずです。
しし座に恒星レグルスは存在し続けますが、サインは獅子のサインから、乙女のサインへと変更しています。
おひつじ座と ⇔ 牡羊のサインは違います。牡羊のサインは、春分点から始まる30度です。おひつじ座はサインの向こうにある星座です。星座は春分点から前に動いていて、牡羊のサインは春分点から始まるとされますが、星座は西洋占星術誕生以来、2千数百年の間にサインを約まるごと一つ分動いています。歳差運動と呼ばれるモノのためです。今、牡羊のサインのある所にあるのはうお座です。
とにかく、サインは変動せず、星座は3万年ほどでその中を動き回っています。
その星座の動き72年に1度です。そのせいで獅子座も動き、2011年8月10日、その獅子座の中にある恒星レグルスがサインを変えます。この星は獅子の心臓と呼ばれ、昔から王権に関わる星とされています。
権力といえば、基軸通貨のことが頭をよぎります。
アメリカの国債発行高、1,200兆円ですって。どういう額なのですか?
見当も付きません。アメリカの国債を世界で一番多く買っているのは、中国です。次が日本です。ドルは世界の基軸通貨なので、直ぐにこれが変わることはありません。
基軸通貨は、長い時間をかけて変わっていきつつあるのでは? 恒星レグルスがサインを変えて、同時に、直ぐに変わるとは思えません。
下記の図は、地球を中心とした、西洋占星術で使う天球です
惑星の天球の重なりはカルディアン・オーダーに基いていて
上から順に、土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月となっ
ています。その上に恒星の天球が拡がり、恒星をつなぐ星座
を形作っています。我々が視認できるのは、ここまでです。
架空の天球である、サインを含む西洋占星術のよって立つ天宮図
● 恒星レグルスが移動するとどうなるのか?
これまでも恒星が天でサインを変えた時に、様々な変化が起きてきました。それらのほとんどのものが文化的な変化です。
王権に関わる星が動くわけですから、王権が動くと見ても良いと思います。しかして、王権とは? 2000年も王権を保ってきたものは無い? 本当でしょうか? ヨーロッパには王家が連綿と親戚同士で続いています。イルミナティーとか、フリーメーソンとか形を変えてはいますがヨーロッパ王家の流れ全体が入っています。日本には天皇家があります。間に南北朝を挟んでも2000年以上続いています。
とは言うものの、このような大きな王権同士での権力の移動はあまり期待はしていません。まさか、どう考えてもそのような王権の移転は考えにくいのです。恒星の変化は、文化の変化だとされています。
サインの変化は、火のサインから、地のサインへの移動です。
これをどう読むかです。火というのは武器を思い浮かべます。地というのは食料を思い浮かべます。占星術でではお金のことです。これまで本当の意味でお金を権力と見ていなかったとしたら・・・ これからが本当の意味で、お金の世界が来るとしたら?
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』