医療占星術 講座


● いきなり医療占星術を習うのは、無理です。

 

 基礎があってのものです。特に、この講座はホラリーをベースにしていて、ある程度のホラリー占星術の基礎を終えた後に取り組まれるものです。

 

 ネイタルでは、長い間の体のアンバランスが示され、今罹っているノロウィルスにはどの体質を強めればいいのかは分かりません。トランジットでは、それが持って生まれた体質を示すのか、今のアンバランスを示すのかが把握できません。

 

 これは、今の問題を扱う占星術ですから、ホラリーが適切です。

 


 むろん、ネイタルで判断する医学的な考慮も役に立つことはあります。

 

 それは、予防に関する事柄に多く用いられます。もし、あなたの体質が胆汁質なら、胆汁質による病に気を付けるべきでしょう。胆汁質の病とは何が偏っているかというと、胆汁質の過多です。胆汁質の人はもともと胆汁質を沢山体に蓄えていますから、その過剰にもなり易いというわけです。長い間にです。

 

 だったら、一切胆汁質(ホット、ドライ)に属する食べ物を食べない、というのは間違いですけれども、粘液質(コールド、モイスト)を補う、つまり、野菜などをキチンと食べる生活が必要になります。

 

 ホラリー占星術で判断する体質、あるいは、今の病は、病名を特定するものではありません。ましてや、処方箋を書くようなものでもありません。

 

 キチンとした日々の生活に則っているのか? それが主眼です。

 

 病は「気」からと言われます。「気」の乱れは生活則、生活法則の方に乱れが生じたよ、間違えているよという諭しです。何も怖がったり恐れたりするものでは、ありません。人がもっと健康で幸せになれるように、体がシグナルを送っているだけです。

 

 それを解き明かすのがホラリーでの、医療占星術です。

 

 例えば、卑近な例で言えば、この年末に風邪を引いた方が大勢いらしたと思います。

 

 仕事をしている時には罹らなかったのに、休みになると、どうして風邪を引くのか?

 

 これは、人は働くようにできているからです。家庭内のこまごました掃除でもしていれば風邪を引きませんでした。ダラダラしているから「気」が、これではいけない、風邪でも引いて注意を即そうか、と、第三者的な目で考え実行するわけです。

 

 休むのも、仕事のうちですから、最初の日からは、罹りません。2~3日経つと引くのです。お正月に誰かが訪ねて来るとなれば、しゃんとするのですが、お正月の三が日は全くの休みだった方は悲惨かもしれません。

 

 人は、小さな仕事でも(家事も含めて)していた方が健康になるものです。

 


 そんなベースがあるからこそ、病に罹った時のチャートは狂いを見せてくれます。

 

 普通じゃないのです。

 

 いつもなら、そんなチャートの示される時間にやって来はしません。

水分不足が多いです。仕事をしている時は、なんだかんだといって、コーヒーやお茶を結構飲んでいるのでしょう。それが休みだと、忘れる。乾燥します。

 

 部屋も暖房が効いていて、乾燥します。ウィルスには格好の環境になります。それも、これも、「気」が為す技なのです。ウィルスがするのではありません。何故なら、ウィルスはもともとそこに同居されていらっしゃるから。それが、たまたま、今日は旦那が罹ろうと準備を整えてくれているから、取り付くわけです。

 

 小さな仕事は必要。ダラダラするのはよくありません。

 

 というわけなのですが、、、私に対する警告として書いています。

調子よく無いのです。あまりに、休み過ぎました。チャートを見ると、多血質の過剰だと出ています。お湯を注意して飲みすぎたようです。

  

 過ぎたるは、及ばざるがごとし。

でした。