バイア・コンバスタ、Via Combusta
♎のサインの15゜から、♏のサインの15゜まで
月が良くない影響を受け、持っている影響力を極端に減らされるサイン位置。天秤の15°~蠍のサインの15°までとなっている。特に感情的なこと、血や涙を流すことと関係してい、そのような状態が起きるなら、意味上の現象がハッキリと現れる。例えば、ボクシングの試合などでは、挑戦者がバイア・コンバスタに月が在るような場合には不利となる。ボクシングの試合は、血を見ることが多いからである。
また、ルミナリーズである太陽と月に関係があり、太陽が天秤の19°でフォールになり、月が蠍のサインの3°でフォールになることから、この間にあるルミナリーズが「バイア・コンバスタ」になるのだとする占星家もいた。
月だけが「バイア・コンバスタ」となるという意見は、解剖学的なサイン位置と関係している。牡羊のサインを頭として、牡牛のサインを首、双子のサインを手・腕・肩としていくと、天秤のサイン~蠍のサインはちょうど性器の部分に当たる。女性のメンスレーションに関係していて、月と血を流す意味が結びつけられたとすれば、月にだけ強い影響力を及ぼすことになるというのだ。
実際にボクシングの試合などで確かめると、他の惑星に影響は及ばず、月がバイア・コンバスタにある場合に、月を得た側が負ける。
月が考慮されるものは、同じような結果を招くものにボイドがある。
コンバスト・ディグリー(Combust Degrees)
ボナタスは、5番目の考察のその3として、この虚弱な状態を述べている。太陽がどこにあとうろとも、その丁度オポジションになる前後に12゜ずつ広がる角度である。月が太陽に近付いているときの方が、より悪いとしている。又、43番目の考察で、サエルのFifty Jadgment の判断29を念頭に置いて、惑星たちも、太陽とのオポジションは良くないと述べる。
月の場合には、満月となる。満月は良くない、月の虚弱な状態である。
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』