外惑星 小惑星


 宇宙にある全てのものは、意味を持っている。

 

 存在の意義・意味を持つことと、『占星術的に意味がある』ことは、異なっている。

 

 外惑星も、小惑星も、天文学的には惑星である。それは、西洋占星術上の惑星である事とは、違う。

 

 西洋占星術では、太陽も月も、『惑星』であると定義している。何故だろう?

天文学では、太陽は恒星であり、月は地球の衛星である。天文学では、それらを決して惑星とは言わない。定義上で恒星であり、衛星だからだ。

 

 何故、我々西洋占星術を行っている者だけが、天文学に迎合しなくてはならないのか?

 

 外惑星や小惑星は、定義されたエレメントを持たない。だから、エレメントで解いていく、医療占星術では使えない。ホットでドライな体質に、冥王星はどのように作用する? 

 

 蠍のサインはコールドでモイストであるが、そこへ1ハウスのサインのロードである火星が入ると、医療占星術では、この組み合わせで病気だと判断する。エレメントで判断するからだ。医療占星術では、火星は蠍のサインのロードであるはずなのに、弱った体を示す。

  

 同じく、ネイタルでも外惑星や小惑星は、エレメントの作用はしない。エレメントで語れない星が、サインのロードであってもいいの?

 

 エレメントで作用しない・・・ ということは、気質にも体質にも感情にも影響を及ぼさないということである。さも、影響があるようなことを書いている本もあるけれども、どのようなエレメントに影響を及ぼして、影響を与えているのだろう?

 

 ひょっとして、拡大する、縮小する、というような意味はあるのかもしれないが、古典的な占星術では、ヘッドやテイルが担っていた役目である。

 

 反転させる、左右を逆にする、天地を違えるというような意味がある? 株価での検証は、できない。