レセプション 10

受け取っている、レシーブという感覚をなかなか得られない・・・ 説明が下手なのだとお思います。水瓶のサインにはいった太陽は、土星に受け取られています。夜のサインの12度だったりすると、トリプリシティーの水星とフェースの水星に受け取られます。

 

トリプリシティーやタームやフェースをレッサー・ディグニティーと呼んで、一つだけでは受け取る力が無いけれども、二か所あれば受け取る力が発揮できると書かれているので、一応レーシーブはされます。そこへ当該の惑星がコンジャンクションやアスペクトで来ると、レセプションが完成します。

 

リリーはこのレセプションのことを語義の定義で書いていません。それでも、平気でこのレセプションを説明で使っています。当たり前のように、使うのです。

 

ボナタスの本も、レセプションで溢れています。Bonatti On Horary の2ハウスの所で早くもその例が書き始められます。

 

; [for] they destroy substane, unless perhaps they were received by the Lord of the house of substane or were themselves the Lord of the said house, and otherwise of good condition…  (ベンジャミン・ダイクス訳  Bonatti On Horary)

 

ここにレシーブという単語が出てきます。「所有物を表わすハウスのロードにレシーブされていれば・・・」、所有をすることを妨げられないよと書いています。 

しかし、レシーブそのものがレセプションではありません。アスペクトが必要なのです。