レセプション 05

レセプションと呼ばれる概念は、2種類存在します。

 

1.ミューチャル・レセプションでおなじみの、互いのディグニティーに惑星が存在している時です。一方がイグザルテーションでも成り立ちます。又、トリプリシティー、ターム、フェースのうち、二つが組になって相手のディグニティーに在っても、レセプションが成り立ちます。

 

例:魚のサインに土星が入っていて、山羊のサインに木星が入っている時。互いに相手の惑星を、サインのディグニティーで受け取っているので、ミューチャル・レセプションとなります。アスペクトが無くても成り立ちます。

 

2.下図で、惑星(A)[例では月]が入っているサインにおけるそのルーラー(B)[土星]に、アスペクトしに行くか、アスペクトされることで、角度による角度に従ったアスペクトを完成させるなら、レセプションが(AとB)[月と土星]に与えられます。

 

古典的な教科書には、惑星(A)がアスペクトされることで成り立つとは書かれていません。基本的には、惑星(B)がアスペクトされることで成り立ちます。が、記述を紐解いていくと、どちらにしても成り立つのではないかと思わせます。

 

レセプションを一つの観点から捉えて、何にでも当てはまりそうな言葉使いを探すのですが、見当たりません。レシーブするとか、レシーブされるとか、ざっくりと捉えるしか方法は無いのかもしれません。

 

例えば、ある惑星がレセプションを与えられたとしたら、「決定権」を持つことになります。果たして「決定権」という言葉で言い表しても良いものなのかどうかも疑問に思います。「解決権」を持つ、「処理能力を与えられる」、「意向を反映することができる」、ディスポジターが歓待(レセプション)をしてくれる。レセプション 04では同じ考察をしていますが、なかなか結論は出ません。

 

同じような考察を重ねていますが、一つの型にピッタリと当てはまらないのがレセプションなのではと思います。

 

これからも、実例や図表を上げながら説明していきたいと思います。

 

 

 

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