本のご紹介  『愛のホラリー占星術』      

『愛のホラリー占星術』レシーブの理解を深めます


『愛のホラリー占星術』Amazonで発売中

 副題 「リセプションについて」



『愛のホラリー占星術』 グッドタイム出版刊

● 本のテーマは題名の通り

 

 様々な恋愛関係の質問を、ホラリー占星術で読み解く為のものです。リセプションに興味を持っていただく為に、恋愛関係の読み解き方が理解し易いだろうと考えました。


 ネイタルでも多用されるリセプションの概念を、歴代の占星家達の意見を基にキチンと書きました。


 おそらく、日本で初めての西洋占星術上のリセプションを詳しく扱った本です。


 ホラリー占星術で恋愛を判断する為には、リセプションを理解していないと解けないという理由もあります。『星の階梯 I』は全国の書店でお求め出来ますが、こちらは、Amazon と三省堂のみで購入可能です。

 

『愛のホラリー占星術』

恋愛の判断と、リセプションについて

 

 ホラリー占星術で恋愛を判断するためには、レシーブ関係リセプション)を使わないと解けません。アスペクトは単にタイミングを示します。私と彼がアスペクトしていても、それはデートができることを示すだけです。愛してくれているのか、単に遊びで会ってくれているのかはレシーブが示してくれます。もちろん、レシーブだけで恋愛が成就するわけではありません。


 西洋占星術を判断する為の三つの柱は、アスペクト、ディグニティー、リセプションです。最も難しいリセプションから紹介する理由は、それは日本で始めてであり、恋愛のホラリーチャートを読み解く為に、あまりディグニティーを参照することは無いからです。(必要が無いと言っているわけではありません)

 

 リセプションという概念と、ミューチャル・リセプション(もう一つはミューチャル・レシーブ)という概念は似ています。でも、全く違っているといってもいいでしょう。

 

 例えば、下記のチャートでは、太陽がやがて土星とコンジャンクションをします。A、Bともに♒のサインでのコンジャンクションを表していますが、ここにレシーブ+コンタクト=リセプションが存在します。土星しか、太陽をレシーブしていないのです。ミューチャルではありません。しかし、このコンジャンクションが完成することを、リセプションと呼びます。サインのディグニティーによるリセプションが生じることにより、土星はコンバストされません。

 

上の図は、レシーブを示す図です。

   A が正しいのでしょうか?

   Bが正しいのでしょうか?

 

サインはプレート(お皿)です。プレート・チック = プレイチック・アス

ペクトという、サイン同士のアスペクトを指すくらいですから、お皿が惑星

 

たちをレシーブしています。Aが正解です。               

 


お皿(プレート = サイン)は、次のような作りになっています。

サインは、惑星で組み立てられています。その他の要素として、サインは恒星の天球とも密接に絡んでいます。エッセンシャル・ディグニティーの表そのものです。

 


リセプションは、ネイタルでも多用されます

 

● 恋愛のチャートの判断では、リセプションレシーブ関係)を観察することによってお互いの気持ちを読み解く事ができます。例えば、アセンダントが山羊のサインだとすると、7ハウスのロードは月になります。

 

 相手の気持ちを読み解く時には、アセンダントのロード(土星)も観察し、カレントの気持ちを読み解くためには7ハウスのロード(月)も観察します。

 

 カレントの気持ちならアセンダントのロード(土星)だろう… という見方だけをしないのが占星術です。

 

 この2つの惑星の観察によって、ひじょうに具体的な関係が表されます。相手が私を愛しているのか、私はどれほど彼/彼女を愛しているのか、あるいは相手は遊びで近付いてきているのか、本気なのか、などが具体的に示されます。アスペクトは、タイミングを示すだけなので、彼/彼女と会えるのかに答えているだけです。中身はレシーブで示されます。