サ イ ン



天球構造の一番外側を占めている 神が住む場所 サイン

● サインは、星座の 外側

  西洋占星術は、下記の視覚的な構造を持っていて、サインは架空の天球です。

● サインは、春分点を起点としていて、♈のサインから始まる 

 

 

 

 

● サインは、1日に1回、回転します。

 

  惑星は我々を代弁する役者としての天の舞台で演技をする者です。サインは、その役者達の演技をする舞台背景にあたります。

 

  舞台背景は、ホラリーでもネイタルでも、あるテーマにそった背景が質問ごとに描かれた大道具です。仕事のことなら仕事をテーマにした背景が用意され、恋愛のことなら恋愛の事柄を表現した背景になります。健康のことなら、体に関する解剖学的な図が舞台背景として描かれ、健康について何を語っているかを調べることができるようになります。サインが受け持つ背景は、関係している事柄が描かれます。我々は、背景によって、惑星たちが何を表現しているかを憶測できます。まぎれもなく、役者の置かれている状況を形容しているのです。

 

  役者(惑星)の演技が旨ければ、役者の気持ちや立場や本心までも、演技力から見て取れます。

 

  役者の語り口や身振りが無いと、役者が嬉しいのか、悲しいのか、気分を高ぶらせているのか、沈んだ気持ちを表現しているのかが分かりません。背景は、役者の気持ちまでを表現することはできませんが、状況を示すことで補助として働きます。それが形容詞としての意味を持つと言われる所以です。

 

  サインは、役者達(惑星)の性格を示すわけではありません。あくまでもサインは背景です。

 

● その他にも、サインは幾つかの役割を持っています

  1. 惑星の位置表示機能
  2. 惑星に、ある特質を持たせる
  3. エッセンシャル・ディグニティーの与奪(巻末の表を参照)
  4. 他の惑星による支え方
  5. サイン同士の様々な関係を表現する

  1029年に書かれたアル・ビルニによる本には様々な名詞が出てきます。しかしながら、それらは、サインのより明確な意味を取り出すために必要な、形容詞の出て来る原意を示すだけです。

 

占星術上の牡羊のサイン(?)は、羊だけを言うわけではありません。導き出される形容詞は、ひづめの有る動物の総合されたものからその意味が出て来ています。野生の山羊、野生の羊の類、家畜である山羊、家畜となった羊、飼い馴らされた鹿の類の性質から来ています。

 

牡牛のサイン(?)は雄牛の性質です。ここには、子牛も入りますし、像やガゼルなども入っていて、それらの性質から形容詞が導き出されています。人々に役立つ動物の総称として牡牛になっていて、人に役立つ性質がサインの形容詞になります。

 

双子のサイン(?)は春分の頃と比べると暑さが倍加(ダブル)します。実は家庭内で飼う動物のことから意味が導き出されていて、鳥でも人に役に立つ類のものの性質です。角を持っていて毒蛇をけちらすようなものです。それらの性質がサインの形容詞となります。

 

蟹のサイン(?)は蛇、トカゲなどの爬虫類、水陸両棲動物の全ての雰囲気を抱えています。砂漠に住むカブトムシのように群生するものや、有毒トカゲも入ります。それらの動物の持つ性質から、形容されたものです。蟹が名前の由来になっているのは、ここで太陽は前進するのをやめ、横へ動き、後ずさりをするように観察されるからです。

 

獅子のサイン(?)のキャラクターは黒蛇から取られ、野生の馬なども表します。飼い馴らされたライオン、かぎ爪のある動物も入ります。これらの動物の持つ形容詞が獅子のサインに当てはまっています。

 

乙女のサイン(?)は、カササギのようにうるさい鳥を底辺に象徴されています。雄鶏、ヒヨドリ、すずめ。これらは本当によく鳴きます。しつこさを示す蛇なども入ります。これらの小動物の性質から形容詞が出てきています。鳥は二本足で立つのでヒューマンなサインとなります。

 

天秤のサイン(?)。天秤の意味は、春分点のある牡羊に対して、秋分点も昼夜均分ですから、釣り合いの取れる秤をこの場所の印としています。天秤という名前はそこまでです。このサインの意味は秤(はかり)から汲み取られておらず、調和や公平などという名詞に当たる酔狂な意味は持っていません。鳥や豹やイスラム伝説の魔物、ジン 。これらが形容詞の基になっています。ヒューマン(人間的)なサインの一つです。

 

蠍のサイン(?)。爬虫類と、水棲の動物達で魚類ではないもののイメージから捉えられています。脚の多いムカデなどや、腰のくびれた昆虫類、毒蜂や、サソリの類でどことなく蟹のサインのもの達と似ています。このサインはコールド&モイスト、卵生の動物なので豊穣さを示したり、黙って人を刺したりする性質がこのサインの形容詞のベースになります。

 

射手のサイン(?)。半神半獣の動物のような神のようなイメージです。硬い蹄を持つ動物や、群れを成す馬などが形容詞の中心です。半分ヒューマンで、半分淫らな動物の性質も形容詞として与えられています。ラバやロバ。ここにも一部爬虫類や鳥のイメージが入っています。

 

山羊のサイン(?)は、子山羊のイメージから取られています。子羊も含んでいます。牡羊のサインよりも更に弱い動物たちです。群れを作り、地を這って生きる生物も形容詞の創出に一役かっています。バッタやイナゴの持つイメージが入ります。か弱さや、怒らすと怖い性質ともなります。

水瓶のサイン(?)。水瓶を持つ人ですが、二足動物、つまり鳥類、人類です。ハゲワシ。コンドル。鷲。ビーバー(二歩足でよく立ちます)。水辺に住む鳥達。特に黒いもの。これらの性質から形容詞が導かれ、もっともヒューマンな性質を持つのは、二足動物に人間が入っているからです。

 

魚のサイン(?)。爬虫類、魚、肉食獣、蛇、サソリ等の住む、湿っぽい住居がその修飾詞の基にあります。子供を多く生む性質から豊穣、ほとんどしゃべらないことから寡黙、つがいで生息することからダブル、自らは積極的でないので不精、そのような爬虫類や魚の性質なども形容詞を形作るために一役かっています。そして、これらのベースにあるものから取り出された次のような意味がサインの意味となります。

 


サインと星座 そして 春分点


● サイン

  春分点から始まり、正確に30度ずつを占めるのがサイン。

 

  黄道帯にある星座は、正確な角度を持たず、各星座の端は重なっている。みずがめ座のように、サインを3つまたぐ時代もある。上述の図のようにしてみれば、一目瞭然。

 

  下記の図は、春分点を星図の上に確認しているもの。天文学でも占星学でも、春分点を基準点にしている事だけは同じ。


牡羊のサインと春分点、そして、うお座



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