金 星


Venus

コールド&モイスト、夜の惑星、女性格。

 

精神的に感じる楽しみ事が5ハウスの事柄だと捉えられてきました。波及させられた意味は、誰かとデートする事、一人で、あるいは友達とワインを飲むこと、食事をすること、映画や歌舞音曲を楽しむ事、趣味を楽しむ事、スポーツの観戦、その他多岐に渡る人々の、仕事以外での、喜びを感じて楽しめる事柄が5ハウスの事柄となります。

 

一方で、歓び過ぎは金星で支配される12ハウスに連れて行かれる行為です。私は、お酒を飲んだり異性に溺れる事柄だけが、金星でいうところの12ハウスに連れて行かれる行為だと考えていました。しかし、どのような喜びであっても、歓び過ぎが他人に不快感を与えるような場合、12ハウスへ連れて行かれる行為であると悟りました。

 

自分だけが良かれと思う事を戒めるための金星と土星です。実際に世の中には、歓び過ぎたが為に、他人から危害を加えられる例が後を絶ちません。又、楽しみ浮かれ騒ぎ堀や池へ飛び込むなどして亡くなったという新聞の記事も日常的に目にすることです。とすれば、人目に隠れて歓ぶことも、行き過ぎなければ、決して神の意志に背くことではなく5ハウスの事柄です。 

おそらく日々過ごしていく中で、太陽がこの5ハウスに来た頃に、人々の愉しみの時間が始まったからでしょう。2ハウスを支配している木星にもこのような見解の別の視点が含まれています。

 

電気の無い時代ですから、太陽が沈んでから約2時間後、人々はその日の後始末を済ませ、夕御飯の一家団欒の楽しみ、そして悦びを得る時間を持ちます。ですから8ハウスに移動させるべき愉しみはここにはありません。8ハウスの時間帯は、まだ野良仕事の最中で、昼食後のもっとも仕事に精を出せる時間のはずです。


金星が5ハウスのルーラーであるというのは、金星という星を幾ら観察しても意味が導き出せません。納得できる解釈は、古代のどの占星家のものも舌足らずに感じてしまいます。子供は誰にとっても歓びを感じさせてくれるので5ハウスには喜びという意味があるなんてね~

 

やはり、金星の意味も神話に頼らざるをえません。どれほど明けの明星や宵の明星を観察してみても美しくはあれども楽しみという意味が見出せません。古代人は、見事に人生の喜び事を金星から感じ取って神話に入れ込んでくれています。間違いなく、金星の事を学んでくるとギリシャやローマ、そしてメソポタミアの神話に残された意味が、西洋占星術に入れ込まれている事を納得せざるをえません。まさしく、現代の科学が入り込めない領域になっています。

また、現代の科学に踏み行って来てほしくも無い領野でしょう。人間が感じ取れる魅細な感覚の世界なのです。いや、西洋占星術は、感覚の奥に眠る感覚の世界なのです。